集中できない原因は自分ではなかった
僕はADHDの自覚があり、興味のあまり湧かない分野の勉強や資料作成など、長時間作業を続けることが昔から苦手でした。しかし現実問題として働いている以上は、どうしてもそのような作業を避けられないケースも度々起こります。
このような状況に陥る度に「集中力が足りない」「やる気が弱い」 そう思って何度も反省しましたが、現実はなかなか変わりませんでした。
ただ、AirPods Proを使うようになってから、使わないときと比べて作業効率が明らかに上がったと感じています。
特にカフェや図書館などの公共の場では、周囲の大きな話し声や子どもの鳴き声が気になりやすく、それだけで集中が切れていました。AirPods Proのような高性能なノイズキャンセリングを使うことで、そうした音を耐えられるレベルまで確実に軽減できています。
ADHDというと「興味のない分野には集中力がない」というイメージを持たれがちですが、実際には少し違います。
多くの場合の問題は、 集中できないことではなく、集中を維持しにくいことです。
一度集中に入れても、
- 周囲の会話
- 物音
- ちょっとした刺激
こうしたものが入るたびに、意識がそちらに引っ張られてしまいます。
本人の意思とは関係なく、注意が頻繁に切り替わってしまう。これが、作業が進まない大きな原因でした。
ADHDと「音」の相性はあまり良くない
ADHDの特性のひとつに、必要な刺激と不要な刺激を振り分けるのが苦手という点があります。
周囲の音を「無視しよう」と思っても、 脳が勝手にそれを重要な情報として処理してしまう。
その結果、
- 作業内容より環境に意識が向く
- 集中が途切れる回数が増える
- 作業に戻るまで時間がかかる
という悪循環が起きます。
ノイズキャンセリングが役立った理由は、 集中力を高めてくれるからではありません。
不要な刺激を、あらかじめ減らしてくれるからです。
ADHDの場合、音が聞こえるたびに無意識で「反応 → 注意の切り替え」が起きます。 ノイズキャンセリングによってその回数が減ると、 結果的に「集中している時間」が自然と伸びました。
集中し直すためのエネルギーを使わなくて済む。 この感覚は、実際に使ってみて初めて分かりました。
資格勉強とAirPods Proの相性が良かった理由
資格勉強は、
- 長時間
- 同じ作業の繰り返し(反復練習など)
- 外部刺激が少ない
という特徴があります。
これは一見集中しやすそうですが、ADHDにとっては集中が途切れやすい条件でもあります。
だからこそ、 「勉強に興味を持つように頑張る」よりも、環境側の刺激を減らす工夫が効果的でした。
AirPods Proは、音を完全に消すわけではありません。
それでも、
- 大きな話し声
- 子どもの鳴き声
- 周囲の生活音
こうした音が、 「集中を壊すレベル」から「無視できるレベル」まで下がります。
この差は、ADHDにとってかなり大きいと感じています。
正直に言うと、AirPods Proは安い買い物ではありません。
ただ、ADHDの場合、 「集中できなかった時間」以上に、 集中が切れたあとに元に戻るまでの時間が大きなコストになります。
ノイズキャンセリングによって集中が切れる回数が減るだけで、 勉強量や作業量が安定しました。
そう考えると、作業効率に直結する投資として、 費用対効果は悪くないと感じています。
iPhoneとの相性が良い
重要なのは、 操作が少なく、考えなくていいことです。
AirPods ProはiPhoneとの連携が非常にスムーズで、 ノイズキャンセリングの切り替えも直感的に行えます。
設定や操作に頭を使わずに済む。 この認知負荷の低さも、使い続けられている理由のひとつです。
しかし良い点ばかりではありません。
- 高性能であるがゆえに価格は高め
- すべての音が消えるわけではない
- 長時間の装着が合わない人もいる
万能な道具ではありませんが、 「音で集中が切れやすい人」には試す価値があると感じています。
またApple Storeが近くにある方は、実際に装着させてもらえるので一度店に足を運ぶのもいいかもしれません。
まとめ
集中できない原因は、努力や根性の問題ではありません。
ADHDの場合、 自分を変えようとするより、環境を調整した方がうまくいくことがあります。
僕にとってAirPods Proは、ADHDの弱点を現実的に補ってくれる選択肢のひとつでした。
もし、あなたが周囲の音で勉強や作業が止まってしまうタイプなら、 AirPods Proを検討してみてください。
※本記事は、筆者自身の体験をもとにした内容です。
医学的な判断や診断については、専門家にご相談ください。
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