予定をメモしたはずなのに忘れる。数日前の会議の内容を思い出せずに、やらないといけない仕事を忘れてしまう。
ADHDの特性があると、こうした「うっかり」は日常的に起こります。
僕自身もそのような失敗を繰り返してきました。そんな中で「うっかり」の防止として効果があったのが、iPhoneの標準アプリ「リマインダー」でした。
本記事では、ADHDの特性を前提にした、リマインダーの効果を紹介します。
リマインダー活用について、実際の使い方が分かりやすい動画がありました。
文章だけではイメージしにくい方は、こちらも参考にしてみてください。
すぐにリマインダーする
ADHDの場合、努力して「覚えておこう」と思った予定は、ほとんど抜け落ちます。だからこそ重要なのは、短い言葉でいいのでとにかく登録することです。
リマインダーはただのメモ帳ではありません。未来の自分を思った通りに動かす仕組みです。
文言例
- 「◯◯さんにメール返信」
- 「◯◯の資料を作る」
- 「◯◯の件を聞く」
ポイントは、
- 短い文章で書く
- 予定が決まったらその場で設定する
- 行動だけを書く
登録の速さ > 内容の正確さ
これを守るだけで、仕事の抜け漏れは確実に減ります。なぜなら忘れたころに過去の自分が教えてくれるからです。
僕も数ヶ月後の予定もリマインダーを活用することにより、うっかり忘れてしまうなんてことがなくなりました。
繰り返しリマインダーする
毎回「今日は何をやる日だっけ?」と考えるのは、ADHDにとって大きな負担です。
そこで日々の判断を減らすために、繰り返しリマインダーで行動を自動化します。
文言例
- 「今日やることを確認」(毎日の設定)
- 「進捗を上司に報告」(2時間毎の設定)
- 「月末の集計作業」(毎月の設定)
コツは、
- 完璧を求めない
- やる気に依存しない
- 通知が来たら“機械的に”やる
考えなくても動ける状態を作ることが目的です。毎日の作業をいち早くルーティン化することにより、本当に重要な判断が必要なタイミングに全力で向き合うことができます。
忘れるためにリマインダーする
リマインダーを設定したあとも、「忘れないようにしなきゃ」と考え続けていませんか?
それは逆効果です。
リマインダーは忘れるために設定していい。
- 「通知が来るまで考えなくていい」
- 「今は何もしない」
- 「思い出したら通知で教えてもらう」
極端に言えば登録した瞬間に、その予定は脳から削除してOKです。
ADHDの仕事対策で一番大切なのは、能力を上げることではなく脳の負担を減らすことです。
リマインダーはあなたの代わりに覚えて、必要な時に知らせてくれる「第二の記憶装置」です。
まとめ
ADHDの物忘れは、意志や努力の問題ではありません。
記憶に頼らない仕組みを持っているかどうかの違いです。
iPhoneのリマインダーは、
「忘れないためのツール」ではなく、
忘れても仕事が回る状態を作るためのツールです。
- 予定は思い出した瞬間に、すぐリマインダーする
- 迷いや判断を減らすために、繰り返し設定する
- 登録したあとは、安心して忘れる
この3つを徹底するだけで、
仕事上の抜け漏れや無駄な不安は確実に減ります。
大切なのは、
完璧に管理することでも、
やる気を維持することでもありません。
脳の負担を減らし、続けられる形にすること。
リマインダーを「管理ツール」ではなく、
外付けの記憶装置として使うことで、
ADHDでも仕事は安定していきます。
まずは今日、次に思い出した用件をひとつだけ
すぐリマインダーに入れてみてください。
※本記事は、筆者自身の体験をもとにした内容です。
医学的な判断や診断については、専門家にご相談ください。
詳しくは[当ブログ(プロフィール)について]をご覧ください。

